地域ねこ活動とは、単に地域に住みついているねこたちに餌を与えることではありません。

ねこによって困る人もいなく、ねこたちも安心して暮らすことができる、

ねこと地域住民の共生を目指して、ねこたちの暮らしを見まもり、管理していく活動のことです。

TNRという言葉をご存知でしょうか。    

T はトラップ      罠で捕まえる 

N はニューター    避妊去勢手術をする    

R はリターン      元にいた場所に戻す

住みついたねこ達は、ただ餌をやり放っておくと次々に子供を産みます。

厳しい環境で生きるかわいそうなねこを少しでも減らすために、避妊去勢手術は必要なのです。

では、どうして捕まえたねこをまた放すのでしょう。

捕獲して数を減らすこととの違いは何なのでしょう。

適切な世話とTNRによって、ねこと人間の穏やかな共存を目指す、地域猫活動とは、そんな活動です。


   

1 なぜいるの?飼い主のいない猫(野良猫)

 ・ もともとは飼い猫だったけど飼い主の都合で捨てられてしまった

 ・ 飼い猫が子どもを産んだがその猫まで飼えないという理由で捨ててしまった

  (猫を捨てることは罰金100万円の犯罪です)

 ・ 飼い猫が迷子になってそのまま野良猫になってしまった

 ・ 飼い猫だが室内飼いしてなくて外に出てよその猫と交尾して子どもを増やしている

 ・ 野良猫に餌だけやっているのでそこに来る猫同士で子どもを作ってしまう

2 猫は捕獲できないの?

  犬は「狂犬病予防法」に基づき捕獲することができますが、

  猫は「動物の愛護と管理に関する法律」に抵触するため捕獲できません。

3 「餌やるな」で解決しないのはどうして?

  それは猫にはテリトリー(縄張り)を決めその中で生き続けていく習性があるからです。

  猫のテリトリーはオス、メスによっても違いますがだいたい半径500m以下で決して広くはありません。

  既にそのあたりを徘徊している 猫は餌をやらなくてもそのテリトリーから離れてはいかず

  追い払っても問題解決にはなりません。

  餌がなければゴミをあさったり家に侵入するなど迷惑行為をしながら子を産み増え続けます。

  自分のところさえよければいいでなく、野良猫の数と被害を減らすために地域で協力しませんか?

4 「地域猫」って何?

  これまで「飼い主のいない猫」についてはフン尿やいたづらなど被害があっても対策がありませんでした。

  もともと「飼い主のいない猫」は飼い猫が捨てられ増えたものです。

  なにより猫の飼い主が責任ある飼い方をすることが大切です。

  そうすれば不幸な猫はこれ以上増えないはずです。

  そのうえで今いる「飼い主のいない猫」をどうするかを考えていかなければなりません。

  その方法として猫を排除するのでなく、これを地域の問題としてとらえ

  ① 猫も命あるものだという考え方で

  ② 地域で猫を適正に管理しながら共生していくという活動が広がっています。

  具体的には

  不妊去勢手術を行ってこれ以上に増えないようにしたうえで

  適切に餌を与え食べ残しやフンの掃除をして管理していくというものです。

  このように管理していけば「飼い主のいない猫」の数は減少していきます。

5 不妊去勢手術のために一時捕獲するにはどうしたらいいの?

  餌付けなどでなれてきたところで捕獲器を使って一時捕獲します。

6 不妊去勢手術を済ませた猫はどうやって見分けるの?

  手術の際、耳先を少しV字カットして目印とします。